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学びの集積

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

0032冊:勉強の哲学(千葉雅也著、文春文庫)

哲学者の千葉雅也氏が書いた勉強論。勉強の方法論にも言及している点では実学書のようにも見えるが、一方で「勉強」という、僕たちが普段は普通に受け入れている言葉を深く掘り下げ、その働き・意味を取り出しているという点では、この本の真の姿は「哲学書…

0031冊:お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ著、フォレスト出版)

インデックス投資家の水瀬ケンイチさんが書いた、インデックス投資の王道を説いた本。インデックス投資の特性や具体的な取り組み方について、とても平易に記載されている。 僕自身は前からインデックス投資を継続しているので、正直言うとこの本を読んで何か…

0030冊:古典論(外山滋比古著、みすず書房)

古典と言われる書物がどのように成立するのかを、文献学の観点ではなく本を受容する読者の観点から説明している本。1つ1つの章が短いエッセイのようだが、本全体としてはつながりを持っており、読み進めていくと「古典」という言葉の周りを包んでいる皮を一…