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学びの集積

サボりながら結果を出すマインドの重要性

自戒を込めて書くが、生産性を高めるために重要な考え方は、「いかにサボりながら結果を出すか」ということだと思う。良くない表現かもしれないが、「いかにサボりながら」という部分が大切だ。

 

結果にコミットして逆算で考えることの重要性は以下の記事で言及したが、結果を出すことにコミットするとついつい「結果を出すために頑張りまくる」という状態に陥ってしまうことが問題だと考えている。



だが当然ながら、重要なのは「結果を出すこと」なのだ。つまり、考えるべきは「どうやったら最小限の頑張りで結果を出すことができるか」ということである。当たり前のことなのだが、すぐに忘れてしまう。僕自身も、いつの間にかそのことを忘れてしまっていて、ふとした時に気づくことがある。

 

なぜ当たり前のことを忘れてしまうのか。僕が思うに、それはついつい、元々持っている「思い込み」に引っ張られてしまうからだ。例えば次のような思い込みだ。

 

・結果を出すためには、人よりも頑張る必要がある

・頑張らずに結果を出そうとすることは、ズルをしていることになるのでは

・とにかく何かに取り組んでいないと、取り残されてしまうのではないかと感じる 等々

 

もちろん、結果を出すためには一定期間の頑張りが必要となることはある。結果を出している人は、ここぞという時には腕まくりをしてガッツリと物事に取り組んでいるものだ。ただし、ただ闇雲に何かに取り組んでいるわけではない。「結果に繋がること」に力を注いでいるのだ。

 

そして当然ながら、「ただサボっているだけ」もNGである。結果を出す上で、以下に省力化できるかを考えることが重要なポイントだ。

 

以上は個人としての心構えである。

そして、この個人のスタンスを貫いていくためには、自分自身への意識づけだけではなく、どのような環境を選ぶか、ということもさらに重要だ。

つまり、周囲が「プロセス」ではなく「結果」を見て評価してくれる環境を選び取ることが必要ということである。

 

理由は明白で、結果は置いておいてプロセスを評価する環境においては、「結果を出す上で可能な限り省エネの方法を取る」というスタンスだと評価されにくいからだ。プロセスだけを切り取って見てしまうと、ただのサボっている人にしか見えない。

 

一方、結果を見て評価してくれる環境であれば、サボりながら結果を出す人は極度に生産性の高い人、ということになる。つまりすごく優秀な人だということだ。

 

自分への意識づけと、スタンスに合致した環境の選択。

とにかく頑張ることが美徳と考えて加速度的に負担が増えていく泥沼にハマらないように、常に忘れずにいたいポイントとして。